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  • 執筆者の写真kotobako

共通テストとセンター試験の違い

更新日:2023年2月7日

共通テストとセンター試験


何が変わったのか。


一番は英語です。



英語以外の教科は、見せかけの変化はしていますが、本質はほとんど変わっていません。


何をどう見せかけているかというと、「できるだけ現実生活でも何かしら利用できそうな学びにしよう」というテーマに対して、各教科、無理矢理合わせようとしている、という話です。


なぜ、英語以外の教科は、見せかけになってしまうかと言いますと


たとえば数学


たし算やひき算はともかく、三角比なんか、日常普通の人は使う場面がありません。


にも関わらず、できるだけ多くの生徒は、それが現実世界とどのように結びついているのかを感じ取れるように、と工夫して作問しているということですが、どれだけ工夫したところで三角比は三角比なので、やるべきことはこれまで通り、三角比を本質から理解しましょう、というところに変わありません。


そういう当たり前のことが見抜けずに、あれが変わったこれが変わったという情報に流される人は、そもそもセンター試験の内容も共通テストの内容も、理解しておらず、数学の例で言えば、三角比って何?ということが理解できていない人だろうと思われます。


もしくは、内容は理解しているが、商売上の理由(その方が儲かるから)で、違いを誇張している人達ですね。



ただし、英語については、確かに変化があります。


つまり、学術的な文章を読めるように、というよりも、より一般社会のあらゆる場面で英語を実用できるように、という方向に寄せられています。


具体的には

①直接文法事項を問う問題がなくなり

②文章量が増え

③より日常生活に役に立つような学力が問われるようになった

④結果、各大学で行われる試験とのギャップが広がった


ということです。


では、これまでとは違う対策をしていった方が良いのか?


①共通テストの必要のない私立大学を本命にしている生徒は、早めにその大学の過去問を手に入れて対策を立てていくべき。


理由 これまではセンター試験対策の延長線上に私立大学の対策があるといった感じだったのが、両者の溝が深まったため。私立専願であれば、早々にその対策をしていった方が良い。※学校のカリキュラムはそうはならないので、個人的に進めていく必要がある。


②共通テスト受験を前提とする場合 センター試験以上に、与えられた文章から、多少アバウトでもよいので、より早く必要な情報を引き出す訓練が必要。できる子(偏差値60以上の生徒)でも半年以上前から対策を始めるべき。偏差値50前後であれば、1年以上前から取り組んだ方が良い。それ以下であれば、まずは基礎固めから。


③国公立を志望する場合 共通テスト=日常生活で使う英語、二次試験=学術的文章、と扱う英文が違ってくるため(センターよりその差はひろがった)、両方の対策が必要。


というのが、違いと言えば違いですが、そんなことよりも、そもそも、自分でその違いを見

抜けないようでは、一流大学には行けません。見抜けるのであれば行けます。


また、どの教科でも、それぞれの学習内容に対して、きちんと「なぜ?」と問い、参考書を読むなり、ネットで調べるなら、先生に聞くなりして、自らその疑問に答えていくなら、自然と各教科の本質にたどりつくことができるし、本質にたどり着いてしまえば、どのようにでも応用できるわけで、出題形式云々で右往左往する必要は全くありません。


右往左往しているのは、ネットやニュース、テレビや本に書いてあることを鵜呑みにして、ちゃんと自分の目で見て自分の頭で考えていない人たちだけです。


くれぐれもお気をつけください。










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