top of page

【覚王山の個別指導塾ことばこ流】「教えるべきこと」と「教えてはいけないこと」

  • 執筆者の写真: kotobako
    kotobako
  • 6月7日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月9日


「先生、わかりません。」


個別指導塾で働いていると、あるいは家で子どもに勉強を教えていると、この言葉を何度も聞きます。


そのとき、あなたはどう対応するでしょうか。


多くの場合、親切な先生や保護者ほど、すぐに説明してあげます。

しかし、その親切が、実は子どもの成長を妨げていることがあります。


今回は、個別指導において本当に教えるべきことと、

教えてはいけないことについてお話します。


数学の学習で最も大切な最初のステップ


新しい単元を学ぶとき、ことばこではまず次の順番を大切にしています。


① 教科書や参考書を自分で読む

② わからないところを自分で考える

③ それでもわからない部分だけ質問する


一見すると遠回りに見えるかもしれません。

しかし、この順番こそが学力を伸ばすために欠かせないのです。


学校の授業が抱える意外な落とし穴


学校の授業では、


先生が説明する

例題を解く

問題演習をする


という流れが一般的です。


もちろん授業としては必要な形です。


しかし、この学習方法に慣れすぎると、

「先生が説明してくれるからわかる」

という感覚が身についてしまいます。


実際には、先生の説明を聞けば理解できる子は、参考書や教科書を読んでも理解できることがほとんどです。


ところが、自分で読む経験を積まないまま成長すると、

「まず調べる」ではなく、「まず聞く」

という習慣が身についてしまいます。


本当に伸ばすべきは読解力


勉強で最も重要な能力の一つは、

「文字情報から新しいことを理解する力」

つまり読解力です。


教科書を読む。

参考書を読む。

解説を読む。

説明書を読む。


この力は、勉強だけではありません。


社会に出てからも、一生使う力です。


ところが、わからないたびに誰かが説明してくれる環境では、子どもは文章を読まなくなります。


説明書を読まずに人に聞く。

自分で調べずに答えを求める。

その習慣が何年も続けば、大きな差になります。

とてもシンプルなことですが、その差は想像以上に大きいのです。


問題演習でも同じことが起きる


問題を解いているときも同じです。


できない生徒は、

「わかりません」

と言ってすぐに先生を呼びます。


一方、できる生徒は、

・類題を見直す

・前のページを確認する

・解答解説を読む

・自分なりに考える

という行動をします。


ここで重要なのは、

「答えを見ること」と「先生に聞くこと」は全く違う

ということです。


答えを見ると、

「どこが理解できていないのか」

を自分で考える必要があります。


しかし先生に聞くと、その思考の過程を飛ばしてしまいます。


だからこそ、

「まず解説を読む」

という習慣が大切なのです。


質問する力も学力の一部


もちろん、解説を読んでも理解できないことはあります。


そのときは、

「わかりません」

ではなく、

「ここまではわかりますが、この部分が理解できません」

と質問する練習をします。


つまり、

① 解説を読む

② どこがわからないかを特定する

③ 具体的に質問する

という手順です。


これができる子は、学力が伸びます。


なぜなら、自分の理解状況を客観的に分析できているからです。


説明しても理解できないときは前の単元へ戻る


もう一つ大切なことがあります。


説明を聞いても理解できない場合です。


そのときは、さらに説明するのではありません。


多くの場合、原因はもっと前の単元にあります。


分数が理解できていない。

文字式が理解できていない。

比例・反比例が理解できていない。


土台がない状態で上に積み上げても、理解はできません。


だから必要なのは追加の説明ではなく、前の単元への復習なのです。


AI時代だからこそ重要になる力


今の時代は、わからないことがあれば調べられます。

ネット検索もあります。

AIもあります。


昔より圧倒的に情報は手に入りやすくなりました。

しかし、そこで新しい問題が生まれています。


それは、

「読めない人はAIを使いこなせない」

ということです。


AIが答えを返してくれても、

その説明を理解できなければ意味がありません。


さらに、

どこがわからないのかを言葉にできなければ、AIに適切な質問もできません。

つまり、

・読解力

・質問力

・自己分析力

これらがますます重要になっているのです。


「教えること」と「代わりに考えること」は違う


子どもが困っているとき、つい助けたくなります。

しかし、

わからないことを全部教える

という行為は、

実は子どもの代わりに考えているだけかもしれません。

それでは先生だけが賢くなります。


子どもは賢くなりません。

本当に教えるべきなのは、

「どうすれば自分で学べるようになるか」

です。


ことばこで大切にしている3つのステップ

ことばこでは次の流れを徹底しています。

① まずは教科書や参考書を読む

② わからなければネット検索やAIを活用する

③ それでもわからなければ、どこまで理解できていて、どこからわからないのかを整理して質問する

この習慣を続けることで、

・自立学習力が身につく

・読解力が伸びる

・問題解決能力が育つ

・AIを活用する力が身につく

ようになります。


まとめ

子どもを伸ばす指導とは、

「たくさん教えること」

ではありません。

「自分で学べるようにすること」

です。

目先の理解だけを考えれば、説明した方が早いかもしれません。

しかし、1年後、2年後を考えたとき、本当に価値があるのは、

「自分で調べ、自分で考え、自分で解決できる力」

です。


#覚王山 #覚王山の個別指導塾 #田代小 #城山中 #椙山女学園 



コメント


bottom of page