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公募推薦を狙うメリットとデメリット

  1. 指定校推薦と公募推薦の違い

  2. 公募推薦の一般的なイメージ

  3. 公募推薦で求められる能力

  4. 公募推薦のメリット

  5. 公募推薦のデメリット

  6. 公募推薦をお勧めできる生徒

  7. 公募推薦をお勧めできない生徒

  8. 公募推薦で合格していく子のパターン


  1. 指定校推薦と公募推薦の違い

 指定校推薦とは


 所属する高校にて、合否が決定する入試。

 

 〇〇高校から、〇〇大学の〇〇大学への推薦枠が1人用意されている。

 ※1人でない場合もある。

 

 推薦枠を希望する生徒が、募集人員を越えた場合、校内成績(評定平均)によって、合否が決定する。


 公募推薦(AO入試も含む)とは


 高校の枠組みは関係ない。

 全国どこから何人でも応募できる。

 合否は、大学側が用意した試験によって決定する。

 ただし、一般的な学力を重視した試験ではない。

 それぞれの大学、学部が望む人物像・能力によって、オリジナルな試験が課される。


2.公募推薦の一般的なイメージ


⇒持っている学力より上位の大学に合格できる



3.公募推薦に必要な能力(大学によって異なる)

 ①評定平均が基準値を超えている。

 ②小論文や面接等、物事を論理的に言語化できる能力が高い。

 ③大学が求める分野の活動で成果を上げている。


4.公募推薦のメリット

 ①②③の条件が揃っている場合

 楮推薦の一般的なイメージ通り、学力テストの結果よりも上位の大学へ進学できる。


5.公募推薦のデメリット

 ・確実に合格できる保証はないため、

  一般受験と並行して出願や対策を進める必要がある。

  ⇒一般受験への支障は、多くの受験生が思っているよりも大きい。


 ・不合格の落胆 ・願書等の作成・小論文対策にかかる時間

 

・一般受験への覚悟に影響が出る

  一般受験は、各科目のテストの点数で合否が決まる。

  第一志望は、どんな生徒でも、自分の力の及ぶ限り上位の学校を目指すこととなる。

  その際、並行して公募推薦を受けている余裕は、基本生まれない。


6.公募推薦をお勧めできる生徒

 ①上に書いた、公募推薦に必要な能力が、一般受験に必要な学力よりも高い生徒。

 ②第一志望の大学に、一般受験で受かる可能性が30パーセント未満の生徒。

  =公募推薦を明確に第一志望にできている生徒


7.公募推薦をお勧めできない生徒

 ①一般受験に必要な学力が、公募推薦で求められる能力よりも高い生徒。

 ②一般受験でも、第一志望に受かる可能性が50%以上ある生徒。

  ※パーセントは、本人の主観が大事。


8.公募推薦で合格していく子のパターン

 ①部活動、ボランティア活動、課題活動、等で優れた成績を収めていたり、リーダーシッ

  プを発揮していること。

  こういった生徒については、それらの活動を通して出会う先輩や大人から自然と自分に

  合った入試情報を得ていくケースが多い。

 

 ②医学部志望の生徒 医学部志望の場合、国公立における地域枠や、各私立大学の公募推

  薦まで、学力試験の比重が高いことに変わりないが、一般受験に比べると若干難易度が

  下がる場合もある。


 ③ボーダーフリー

  公募推薦という名前がついているだけで、実質ボーダーフリーに近い大学を受ける場

  合。実は、一般試験で受けてもほとんどの生徒が合格するが、学力があまりに低い生徒

  でも応募しやすいように大学側が別の入り口も用意している。

 


 



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