指定校推薦と公募推薦の違い
公募推薦の一般的なイメージ
公募推薦で求められる能力
公募推薦のメリット
公募推薦のデメリット
公募推薦をお勧めできる生徒
公募推薦をお勧めできない生徒
公募推薦で合格していく子のパターン
指定校推薦と公募推薦の違い
指定校推薦とは
所属する高校にて、合否が決定する入試。
〇〇高校から、〇〇大学の〇〇大学への推薦枠が1人用意されている。
※1人でない場合もある。
推薦枠を希望する生徒が、募集人員を越えた場合、校内成績(評定平均)によって、合否が決定する。
公募推薦(AO入試も含む)とは
高校の枠組みは関係ない。
全国どこから何人でも応募できる。
合否は、大学側が用意した試験によって決定する。
ただし、一般的な学力を重視した試験ではない。
それぞれの大学、学部が望む人物像・能力によって、オリジナルな試験が課される。
2.公募推薦の一般的なイメージ
⇒持っている学力より上位の大学に合格できる
3.公募推薦に必要な能力(大学によって異なる)
①評定平均が基準値を超えている。
②小論文や面接等、物事を論理的に言語化できる能力が高い。
③大学が求める分野の活動で成果を上げている。
4.公募推薦のメリット
①②③の条件が揃っている場合
楮推薦の一般的なイメージ通り、学力テストの結果よりも上位の大学へ進学できる。
5.公募推薦のデメリット
・確実に合格できる保証はないため、
一般受験と並行して出願や対策を進める必要がある。
⇒一般受験への支障は、多くの受験生が思っているよりも大きい。
・不合格の落胆 ・願書等の作成・小論文対策にかかる時間
・一般受験への覚悟に影響が出る
一般受験は、各科目のテストの点数で合否が決まる。
第一志望は、どんな生徒でも、自分の力の及ぶ限り上位の学校を目指すこととなる。
その際、並行して公募推薦を受けている余裕は、基本生まれない。
6.公募推薦をお勧めできる生徒
①上に書いた、公募推薦に必要な能力が、一般受験に必要な学力よりも高い生徒。
②第一志望の大学に、一般受験で受かる可能性が30パーセント未満の生徒。
=公募推薦を明確に第一志望にできている生徒
7.公募推薦をお勧めできない生徒
①一般受験に必要な学力が、公募推薦で求められる能力よりも高い生徒。
②一般受験でも、第一志望に受かる可能性が50%以上ある生徒。
※パーセントは、本人の主観が大事。
8.公募推薦で合格していく子のパターン
①部活動、ボランティア活動、課題活動、等で優れた成績を収めていたり、リーダーシッ
プを発揮していること。
こういった生徒については、それらの活動を通して出会う先輩や大人から自然と自分に
合った入試情報を得ていくケースが多い。
②医学部志望の生徒 医学部志望の場合、国公立における地域枠や、各私立大学の公募推
薦まで、学力試験の比重が高いことに変わりないが、一般受験に比べると若干難易度が
下がる場合もある。
③ボーダーフリー
公募推薦という名前がついているだけで、実質ボーダーフリーに近い大学を受ける場
合。実は、一般試験で受けてもほとんどの生徒が合格するが、学力があまりに低い生徒
でも応募しやすいように大学側が別の入り口も用意している。
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