質問の仕方のポイント 1. 具体的な疑問点を明確にする
ただ「わかりません」と言うのではなく、どこがわからないかを具体的に伝えるようにしましょう。
例:「この問題の解き方がわかりません」ではなく、「2行目の式の変形がなぜこうなるのかが分かりません」と伝えると、指導者も的確にアドバイスできます。
そもそも全部がわからない場合は、今やっていることのレベルが自分になっていないので、遠回りでも、前の単元からやり直すことをお勧めします。
2. 「なぜ?」を意識する
学ぶ過程で出てくることに対して「なぜこの答えになるのか」「なぜこの方法を使うの
か」と問いかけることで、深い理解につながります。
例:「なぜこの公式が使えるのか?」と自分で疑問を持ち、質問することで理解が定着しやすくなります。
急いで先に進もうとするよりも、自分の中から湧いてくる「なぜ?」に応えるようにしていきましょう。
3. 質問の背景や状況を説明する
質問をする際、自分が理解した範囲や、困っている場面を簡単に伝えると良いです。
例:「教科書のここまではわかったのですが、この先の内容で行き詰まりました」と伝えると、どこから説明すれば良いのかが明確になります。
可能な限り、自分の頭の中で起きていることを先生に伝えるようにしましょう。
4.自分の考えを一度伝えてみる
質問の際、まず自分なりの考えや推測を伝えると、指導者もより具体的に答えることができます。
例:「この問題はこう考えたのですが、間違っていますか?」と伝えることで、どの部分で誤解があるのかが分かり、学びが深まります。
どのように考えたのかを、ノートに書き残すようにしましょう。
5. 聞きたいことを一つずつ確認する
複数の質問を一度にするのではなく、一つずつ確認しながら質問をすると、理解が進みやすくなります。
例:「この部分が理解できたら、次の質問をしてもいいですか?」と段階的に質問することで、スムーズに学習が進みます。
聞きたいことを先に、メモ書きしておくと、質問しやすくなります。
6. 答えが出たら「なぜそうなのか」を再確認する
答えを聞いて終わりではなく、「なぜそのような答えになるのか」を自分で確認することが重要です。
理解が浅いままだと、似た問題に出会った際に再び迷ってしまうことがあるので、「なぜこうなるのか」を意識することで、応用力もつきます。
質問した問題を、1冊のノートにまとめておくと、テスト前などに心強い味方になってくれます。
効果的な質問の仕方を意識すると、勉強がスムーズになり、先生や指導者も助けやすくなります。また、質問を通して自分で考える習慣がつくと、自然と理解力や問題解決能力も上がっていきます。

Comments