課題の分離とは?
その行動による結果を、
最終的に責任を引き受けるのは誰かによって、
親の課題と子供の課題を分離することです。
たとえば、
いくら親が子供に勉強をさせたくても、
「勉強する」とか「勉強しない」という行動の結果を最終的に引き受けるのは本人です。
なので、本人の課題=本人が最終的に結果に責任を負うことについて、親が勝手に口出しをしない。
これが課題の分離です。
課題の分離の反対は、介入です。
頼まれもしないのに他者の課題に口出すことを介入と言います。
課題の分離ができていない=介入が続くと、甘えが生まれます。
本当は自力でできることなのに援助を求めるのが甘えです。
本当は自力でできることなのに援助をするのが甘やかしです。
本当に自力でできないことに関して、
助けを求められた時にのみ援助が可能になります。
これは、援助はもちろん、介入ではありません。
援助は、コミュニケーションによる合意形成によって生まれます。
合意が取れていないところで、
一方的に助けようとすることは
援助ではなく介入です。
介入は、子供を甘やかし、力を奪います。
援助は、子供の力を引き出し、勇気づけます。
親が、課題の分離を理解し、介入を止め、援助だけをすることができたら、反抗期は終わります。
反抗期と言うのは、実は、子供が未熟だから起きる問題ではなく
親が未熟だから起きる問題だからです。
介入をせず、援助をしてくれる親に反抗するような子供は
未だかつて存在しないのです。
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