先取り学習をさせたいお気持ちはよくわかります。
早めにやった方が有利。
今やっておけば後が楽。
今おいてかれてしまったら今後も、、、。
期待や不安は尽きません。
ただ、子供の気持ちが追い付いているでしょうか?
今これをやるべきと本人が理解している。
やりたいとは言わないまでも、
やらないといけないと納得している。
勉強が自分ごとになっている状態であれば、
それに応じて先取りでも復習でもなんでも
本人が理解・納得できる範囲でどんどん進めていけばよいですが
「なんでやらなくちゃいけないの?」と不満を持っている。
なんとかやったことにして誤魔化そうとしている。
このような状態で無理に進めても
目先に利益に囚われて借金を積み重ねいるようなもので
どんどん子供のやる気は失われていきます。
あれこれ口出しをされずに、
適切な環境に置かれていれば
子供は(人は)本来、
「勉強ができるようになりたい」と思うのが自然です。
勉強でなくても、なんでも
「目の前の課題を克服したい」
「できないことができるようになりたい」
と思うのが自然で思わないのは不自然な状態です。
不自然な状態になってしまうのは
不自然な環境に置かれている
=本人の意思に関わらず何かを強いられている
からで
それを止めれば必ずその子なりに
自らの成長を願い、一歩ずつ努力するようになります。
その努力の芽を奪うのが
本人の理解納得を超えた「もっと」であり
それさえなければ、
草木が必ず太陽の方向へ伸びていくように
子供は必ず「もっと」を願うようになっていきます。
それを信じれるかどうか
というより
その事実をきちんと理解しているかどうか
これが、人の成長に関わる上で唯一大切なことです。

Comments