■偏差値と内申点は合格者平均です。
■千種区から1時間以内で通える普通科に絞るとこうなります。
偏差値55以上内申35以上あれば、学校を選べる立場になります。
私立の普通科「愛知・名電・中京・名城」当たりも合格圏内になります。
とはいえ、城山(千種区内)の生徒は、
偏差値が60あっても内申30を下回ることが多々あります。
内申点がないと絶望的かというとそうではなく、「当日点にかけて勝負する」ということが当たり前になってきます。
下の表にある合格決定方法のうち、
Ⅴ型の学校であれば、
当日点220点満点、内申点90点満点での計算になるため、
当日点によっての逆転もかなり起こります。
ことばこの卒業生の例で言うと、
菊里高校に内申35で合格した生徒もいます。
菊里高校の合格者平均は41×2=82点
35を2倍すると70点。
内申点の時点で、平均値から82-70=12点の差があったことになります。
当時は、当日点の傾斜配点がまだ1.5倍の時代でしたので、
110点×11.5=165点満点のテストで14点差を逆転するのは大変でした。
逆転は起きやすくなった
昨年度から、上位校は、より学力重視となり、当日点が1.5倍から2倍になったため、内申点30未満の生徒であっても、当日点さえとれれば、名古屋市内の学校に合格することもできるようになってきました。
これは、良い傾向だと思われます。
内申点でリードして、上位の進学校へ進んでしまうことは、決しておススメできません。
学校の授業についていけなくなりますし、そのせいで、大学入試がとても不利になってしまいます。
例 受験科目に数学がなくても、学校を卒業するためには数学の単位が必要。実力より上位の学校へ行くと、欠点をとらないだけでも大変になる。
ことばこの卒業生でも、高校三年間、勉強量の半分は数学に費やしたが、受験科目には使わなかった生徒もいました。
この生徒の場合、偏差値よりも内申点の方が高く、本当の実力よりもワンランク上の高校に進んでいました。
仮に、一つ二つ高校のランクを下げておけば、受験科目ではない数学に、それほど時間を費やすことはなく、大学は一つ二つ上のランクの大学へ行けていたのでは?と思います。
よって、私立にせよ、公立にせよ、学力で平均以上の位置にいられる学校に進まれることを強くお勧めします。
反対に、内申点は足りていないが、偏差値はあるので、上のランクの高校に挑戦したい、という生徒は、どれだけギリギリでもどんどん挑戦すべきだと思います。
実際に、先の例にあげた、逆転合格をした生徒は、高校に入ってからは、常に上位で、最終的には学年1位にまでなりました。
これが、目の前の合否だけでは見えてこない現実です。
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