中学生の息子が家で暴れて手が付けられない。
どうしたらよいでしょうか?
こういうご相談はよくあります。
そして、ご相談後、
もし私の言う通りにして頂けたら、
息子はすぐにおとなしく優しくなります。
結論から言うと、
相手を尊重して、
大人として扱ってあげてください、
ということなのですが
これではなかなか伝わらないので
もし、相手が息子でなく友達だったらと、考えてみてください。
たとえば、友達の部屋が汚い。
こういう時、なんと言うか?
「心配して掃除しなさい」と言うでしょうか?
普通そうは言わないですよね。
なぜなら、その部屋は、
友達の部屋であり、
その部屋をどうするかは、
その人次第であるということを尊重しているからです。
自分の好みに合わせて、コントロールしていい話ではありません。
これと同じ感覚を、息子に対して持つ。
そうすれば、「絶対に」息子が暴れるなんてことはありえません。
暴言を吐くどころか、親にでもすり寄ってくるはずです。
なぜなら、自分の人権を尊重してくれるからです。
年をとっても同じです。
自分の親にまめに会いに行く人は、
親が自分のことを対等に扱い、
友達として接してくれるからです。
※それか、財産目当てですよね?
お金目当て
あるいは社会的な役割でやむ得ない場合でない限り
人は友達でもない人と一緒にいたいとは思わないし、
毎日話したいと思わないはずです。
話が長くなるので
簡単に
チェック項目をあげておきます
これ言ったりやっている人は、子供に(友達に)嫌われます。
① 「○○しなさい」と命令してくる
② 宿題を管理しようとしてくる
③ 成績に口を出してくる
④ 勝手に部屋に入ってくる
⑤ 勝手にカバンの中を開ける
友達なら、絶対にそんなことしないですよね?
これが事実です。
友達にしてはいけないことは、息子にしてもいけません。
そして、そういう人権意識、対等観がある人であれば、子供は必ず大事なことは相談してきます。
それは、自分にとって、その方が得だからです。
だから、親や周囲に、そういう大人がいる子の方が、いない子よりも有利です。
当たり前ですよね?大人のアドバイスをもらえるわけですから。
でも、それは、前提としての人権が守られている場合に限ります。
お母さんと息子のご相談が多いので、
このように書きましたが
父親でも娘でも
先生と生徒でも
上司と部下でも
利害が絡めば
誤魔化しがききますが、
根本は同じですね。
なので、反抗期、という言葉が使われている場面において
必ず、悪いのは大人です。
大人が変われば、子供も変わります。
やがて反抗期が終わるのは、
大人が変わる時が来るからです。
Comments