過去問をやるのが遅い生徒が多いです。
特に大学入試。
これは、絶対にダメです。
理由は、学校の先生や予備校の先生に騙されるからです。
あれも必要これも必要。あれも覚えろ、これも覚えろ。
先生たちは、全員に対して同じことを、均等にやれと言ってきます。
でも、実際その通りにやったら損です。
なぜなら、例えば、英文法。
確かに必要な知識は、①~⑩とあるかもしれません。
でも、それぞれ重要度は全く違います。
英語の先生は、英語が好きなので、あれこれあれこれ細かいことまで教えてきます。
教科書に書いてあることを均等に授業をしていきます。
でも、実際、分詞構文と関係代名詞など、論理が長くなった時の接続のルールだけ理解したら、あとは、中学までの知識と辞書を引いてどんどん過去問にトライすべきです。
それで理解できないところがあれば先生に聞けばよいだけです。
そうすると、自分で、何が必要で何が必要でないかが見えてきます。
先生の言うとおりにやっていると、遠回りです。
ほとんどの人がわざわざ遠回りして無駄な勉強をしているのに、「先生の言うとおりにしていたらできるようになった」と思い込まされています。
もちろん、先生の言うとおりにやることが好きな人。
時間がたくさんかかってもいい人は、そのままのやり方でやってもらえれえばよいのですが、
人の半分くらいの時間(人によってももっと少なくて済みます)で、英語ができるようになりたい人。騙されたと思ってやってみてください。
①行きたい大学の過去問、あるいは、共通テストの問題を用意する。
②わからない単語は調べながら読んでいく。
③単語を調べても意味がわからないところは先生に聞く。
④気になる文法があれば、文法書の説明を読んでおく。
これを続けるだけです。
※全く自分の力で読み進められないなら、まずは高校入試の問題で同じことをやってみてください。高校入試の問題で、まったく人の力を借りずに読めるようになったら、大学入試の問題でも辞書を引きながらやっていけば絶対に大丈夫です。
単語は、覚える必要があるものほどたくさん出てくるので、出てきたわからなかったものを、その場で軽く覚えてどんどん進めばいいです。
大事なものはどうせまた出てくるので、そのたびに調べていれば勝手に覚えます。繰り返し出てこないものはそもそも覚えなくていいです。
文法的知識も何が必要で何が必要がないか、やっていればわかるようになります。
全部必要ないと言っているわけではありません。
実際に文章を読んでいく中でわからないところを聴きながら覚えていくべきだ、と言っているだけです。
※日本語覚える時と同じです。意味わからない単語や、意味わからない言い回しをされたら、その時に「それってどういうこと?」と聞きながら覚えてきたはずです。
一番ダメなのは、人の説明に頼ることです。これが一番力がつきません。文字情報から理解することを徹底してください。
できる人とできない人の差はここだけです。
英語が一番顕著ですが、他の教科でも、ある程度この法則は当てはまります。
※国語ができない人は、先生の力を借りた方が早いです。答えを読んでも、なぜその答えになるのかが、わからないことが多いので。ただし、高校の先生でもちゃんと理解できて説明できる人は一握りです。質問するなら、複数の先生に質問して、きちんと自分が理解できる説明をしてくれる先生に教えてもらうようにしましょう。こちらが理解できるように説明できないなら、基本、その先生もちゃんと理解してないです。なんなら、赤本の答えが間違っていることすら全然あります、、、。
できるから、自分の力で読もうとするのではなく、自分の力で読もうとするからできるようになる、というのが正解です。
時代が変われど、ここは微塵も変わりません。
自分の力で読み進めようとする意志がないなら、それは勉強とは別の問題なので、別の解決策が必要です。
※単純にやらされ、をやめればいいだけですが、こればっかりは基本周りの大人の問題なので、本人は悪くありません。
やらせてしまう側の人。
言って止めてくれればいいのですが、、、
ひたすら子供ためを思って、子供の邪魔をしてしまっているだけです。
一刻も早く、一人でも多くの大人がそのことに気づいてくれることを願います。
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