ゲームに夢中になっている時に 「勉強しなさい」と言われても
気持ちよく行動できる子供はいません。
叱る(脅す)ことで、その場の支配はできでも、
自律を助けることにはなりません。
支配されることで行動できた子供は
支配されることでしか行動できなくなる
支配されることでしか行動できない人は
人を支配的に動かそうとするようになる
ではどうすればいいのか?
必要なのは、
その場を支配することではなく、
タイミングを見て、
これからの話をすること。
例 ゲームに夢中になっていない時に、「ゲームに夢中になると宿題できないから、宿題の時間とゲームの時間を決めておかない?」と提案する。
※この時点で、すでに話もできないような状態であれば、そもそもの信頼関係が築けていないので、より根本的なところで、かかわり方を変えていかないといけません。
その際、一方的にルールを押し付けるのではなく
子供が理解でき、守りたいと思えるルールを提案すること
本人が守れるようになりたいと思っていないルールは、うまく機能しません。
また合意をもとに作ったルールでも
すぐに守れるようになるわけではありません。
そこで、必要なのは叱ることではなく、
ルールの確認と見直しをすること。
目的は何か
それを理解し共有でてきているか
ルールは理にかなっているか
守れないルールは
子供に問題があるのではなく
ルールそのものか運用方法に問題があるというふうに考えます。
このように、
叱らない
脅さない
その場の支配をしない
その代わり
先のことを考えて
提案し
合意形成し
確認し
改善していく。
大人がそのように子供に付き合えるなら
子供は必ず自律的に成長していきます。
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