叱るとは怒りを使って相手を脅し屈服させる暴力です。
怒る(感情的になる)のはダメだが、
叱るのは良いといった方便が
ひと昔はまかり通っていました。
しかし、これは間違っています。
正しいことを伝える時にでも
相手を脅して屈服させようとしてはいけません。
暴力が認められるのが
正当防衛などの非常事態だけであるように
叱るのが認められるのも
何かしらの迷惑行為から誰かを守らなければならない時に限ります。
「叱る」人は、なぜ相手を脅して屈服させようとするのか。
それは、言葉を使った合意形成を怠って、
自分の主張を理不尽に通したいからです。
自分の主張が合理性を欠いていることを自覚している時こそ、
人は声を荒げたり、机をたたいたり、涙を流したり、
相手を感情で支配しようと試みます。
そうすれば相手はそれ以上言葉を紡げなくなるからです。
これは、とても卑怯な行いです。
時代が進み、
コンプライアンスが意識が高まり
今では不必要に叱る散らす人は
社会的には認められなくなってきました。
そりゃそうです。
正当が理由がないのに叱るのは、
未熟で卑怯な人間が行う行為だからです。
ひと昔の上司の行いは皆パワハラです。
ところが、時代が進んでも
親子関係におけるハラスメントは
なかなか直りません。
親子だろうがなんだろうが
相手を脅し屈服させる行為は人権侵害です。
そういう考えが常識になる時代が
もうすぐそこまできています。
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